南海トラフ地震の研究に役立つ 和歌山県橋杭岩

2025年2月2日放送 7:22 - 7:28 日本テレビ
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南海トラフ地震の研究にも関係している橋杭岩。その周りには1000個以上の岩が散らばっている。散らばっているのは橋杭岩から分離した岩で、これらが南海トラフ地震の研究に役立っている。津波によって分離した岩が運ばれ、その岩は津波石と呼ばれているという。その中で最も重いものは85トン。最近の研究で未知の巨大津波があったことがわかったという。産業技術総合研究所の専門家に話を聞いた。南海トラフ地震の研究を行うなかで2006年から橋杭岩の調査を開始したという。巨礫の位置や大きさを調べれば過去にどんな津波があったのか分かるのではないか、将来の南海トラフ地震の予測に役立つのではないかと調査・研究を開始した。実際に橋杭岩周辺に行き、少なくとも1311個ある巨礫の大きさを測り、位置も測定した。データを基に津波の計算を行い礫が津波によって動くか計算したところ過去最大と呼ばれる宝永地震による津波では動かない礫も存在することが分かった。結果は過去に宝永地震による津波より大きな津波が存在していたことになる。宝永地震は1707年に南海トラフで発生した巨大地震。推定マグニチュード8.6で南海トラフ沿いで歴史上最大の地震とされている。宝永地震で発生したと考えられる津波で岩が動くか計算。その結果、重さ10tを超える岩の多くが動かないと判明した。しかし重さ10t超えの岩も離れた位置に散らばっている。つまり宝永地震を超える巨大津波が存在していた。巨石が地震の研究に役立っていた。


キーワード
産業技術総合研究所宝永地震南海トラフ巨大地震串本町(和歌山)

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