イット! (ニュース)
ガザ地区に侵攻しているイスラエル軍がハマスの拠点への攻撃を強めている。ガザ最大の病院が機能停止状態となり新生児の死者も出ている。イスラエル軍は、地下トンネルや防空壕にハマスの司令本部を設置していると見ていて、ここ数日この病院のところで激しい戦闘が続いている。WHOは12日、「シファ病院が戦車に囲まれているという報告を最後に病院関係者との連絡が全て途絶えた」としていた。結果的にシファ病院の関係者と連絡が取れたとしているが、電気も水もなくインターネットも非常に貧弱な状態で3日間が経過。患者の死亡数は大幅に増えているということを明らかにした。停電のため保育器が使用不可になり、1箇所に新生児を集めざるを得ないという。画像の新生児たちは今のところ無事だが、ガザ保険省は新生児含む十数人が死亡したと発表。国境なき医師団によると、全員避難させるための救急車がなく、病院から逃げようとした人々が銃撃されているという。ガザ地区で活動していた白根さんに話を聞いたところ、シファ病院のメンバーと連絡がつかない状況にあるという。最後の砦と言われる大きいシファ病院が爆撃を受けて機能しなくなるというのは、一番弱い立場の市民が犠牲になってしまうことだという。ガザの医療について、限界を超え遺体を保管する場所もなく外においておくしか無いという。命を終えるときにも人間としての基本的な生活すら尊重されていない状況だという。イスラエル軍がシファ病院に燃料を提供しようとしたという映像を公開。だがハマスが妨害したと主張。一方ハマス側は妨害したとする主張を否定していると海外メディアが報じている。橋本さんは、ハマスの元々の行為はテロ行為だとし、イスラエルの自衛行為にも法を当てはめて無制限の報復や自衛権についても国際社会が厳しく批判していかないと無制限の報復が続くなどと指摘。