日曜報道 THE PRIME (ニュース)
ブラックボックスとも指摘されたコメの流通の仕組み。卸売業者で融通しきゃいけない事情がある、大手の卸から直接コメが買えない卸は3つか4つ経由してでもコメを手に入れているとの声も。小売業者に届くまでの間に複数の卸売業者が介在しその度にコストが積み上がる構造が価格高騰の一因とみられている。コメ不足を深刻化させる出来事。猛暑による不作と、インバウンド需要が重なり在庫が低水準に。去年8月、南海トラフ地震臨時情報が発表され買いだめが加速した。大阪府の吉村洋文知事が「政府の備蓄米の解放要望を農水省にした」という過去のコメント。政府は新米の流通時期や価格への影響を考慮し放出を見合わせた。しかし新米が流通してもコメ不足は解消せず、価格は2倍になった。価格が高騰した際に総理の座にいたのが岸田文雄氏。当時首相の岸田文雄は「消費者の立場に立ってコメの流通不足の懸念に対処し引き続き市場を注視し円滑な流通に取り組んでください」と去年8月に発言。舵取りが難しいコメ政策。自民党内でも次なる一手で割れている。小泉農水相は「緊急輸入こういったことも含めてあらゆる選択肢を私はもって向かいたい」とコメント。自民党の森山裕幹事長は「主食であるコメを外国に頼ってはいけない」とコメント。岸田前総理はいまの政府の対応をどうみているのか。