列島ニュース (高松局 昼のニュース)
観賞用として栽培されている善通寺市徳山の四角いスイカの出荷がきょうから始まった。四角いスイカは善通寺市筆岡地区の農家が約50年前に開発した一辺が約18cmの立方体のスイカで、現在は7軒の農家が栽培している。きょうは地元の農協の集荷場に約320個の四角いスイカが持ち込まれ、農家の人たちが一つ一つ傷がないか確かめた後、四角いスイカと書かれたシールを貼って丁寧に箱に詰めていた。四角いスイカは立方体の枠に入れて育て、完熟する前に収穫するため、甘みが乏しく食用には向かないが、観賞用として需要があり1個1万円程で出荷されている。今年は収穫の時期に暑く乾燥した天気が続いたことで、平年より収穫量がやや少ないが形や模様は整っている。