あしたが変わるトリセツショー 声と喉のトリセツ
アンケートで50代以上の約5割が「喉の衰えを感じる」と回答。八反田さんはある日、まったく声が出なくなるという症状に見舞われた。行き着いたのは声の不調を専門とする音声外来。八反田さんは声帯萎縮を起こしていることが分かった。声帯の筋肉が衰えることで起こる。また、声帯は食べ物や飲み物が肺に行かないようにするための蓋のような役割も担っている。その蓋に隙間が空くことで起きるのが誤嚥。声帯萎縮は誤嚥の原因の一つとされる。誤嚥はひどい場合には肺炎を起こして亡くなってしまうことも。日本での死因6位。年間5万人以上が誤嚥性肺炎で亡くなっている。声帯の周囲を鍛えるために行うのがストロー発声法。ペットボトルに水とストローを入れて、ストローを吹きながら発声を行う。普通の大学生に2週間、ストロー発声法を朝晩3分程度やってもらったところ、音域が広がったり声が長く出せるようになったという結果が出た。