首都圏ネットワーク (ニュース)
国内2位となる性能を備えた学術用のスーパーコンピューター、Miyabiが千葉県柏市にある東京大学のキャンパスに設置され今後、地震のメカニズムの研究など幅広い活用が期待されている。きょう東京大学柏キャンパスで報道陣に公開された東京大学と筑波大学が共同で開発した「Miyabi」は1秒間におよそ4.6京回の計算が可能で計算速度やデータの処理能力などを含めた世界のスーパーコンピューターの性能のランキングでは学術用として神戸市にある富岳に次ぐ国内2位とされている。最新の処理装置を導入したことで両大学が9年前に開発した先代のコンピューターと比べて消費電力当たりの性能はおよそ10倍に向上したという。運用期間は6年間で地震などの自然災害の観測やメカニズムの研究のほか医療の画像診断などさまざまな分野での活用が期待されるという。