謎解き!ヒミツの至宝さん (スゴ技スペシャル)
古墳時代に作られた「埴輪 挂甲の武人」は埴輪として初めて国宝に指定された。古墳時代の武人の姿を知ることができる。元々は白、灰色、赤の色がついていた。赤には魔除けの意味が込められていた。白は小札、灰色の部分は小札をとじている紐を表現している。武人が着ている鎧が発展し、室町時代の甲冑につながる。左右で厚さ、幅、形が違うため2人で1体の埴輪を作っていた可能性がある。出土した群馬には埴輪作りの工房があったと考えられている。挂甲の武人は、6世紀当時の最高技術を使った埴輪だった。