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暑さを吹き飛ばそうと期間限定のイベント「東京湾納涼船」が今年も始まった。夜景を眺めながら過ごす約2時間のクルーズ、その魅力に迫る。ゆっくりと船着き場を出た全長118メートルの大型客船「さるびあ丸」。普段は東京と伊豆諸島を結ぶ定期船だが、この日は90年の歴史を持つ夏の風物詩「東京湾納涼船」に変わった。納涼船は、都心とお台場を結ぶ大動脈「レインボーブリッジ」をくぐる。この納涼船の最大の魅力は、潮風に当たりながら眺める東京湾の夜景。約2時間のクルーズコースには途中、大井コンテナ埠頭や羽田空港、そして東京ゲートブリッジなど、普段は見ることのできない海上からの夜景を楽しむことができる。納涼船はコロナ禍で2019年を最後に運航を停止していたが、2022年、定員を半分にして再開、2023年に制限をなくし、今ではコロナ禍前のにぎわいを取り戻している。大人が浴衣を着て乗船すると、通常は乗船券2000円のところを半額の1000円で乗船が可能。運営する東海汽船の鈴木俊明広報・グループ長は「船旅というのが非常に楽しいものだということを体感していただくようコンテンツを充実させて取り組んでいる」とコメント。