夏を満喫!海の恵 あふれる島

2025年7月22日放送 14:34 - 14:44 NHK総合
列島ニュース 列島ぶらり旅

都心から南へ180キロ、約1,700人が暮らす神津島。17代続くしまの家に育ち、東海から”師匠”とも呼ばれている前田さんに案内していただく。到着早々に前田さんが「どうしても見せたい景色がある」と連れて行ってくれたのは前田さんの友達の家。庭先から見えたのは青い海と白い砂浜、島全体が見渡せる高台。急いでいた理由は乗ってきた船が停泊している間に見せたかったからだそう。神津島の周囲は約22キロ、島全体が国立公園で美しい景観が広がる。海の透明度は水質調査で日本一になったこともあり、夏はシュノーケリングなどで多くの観光客が訪れる。海の幸も豊富。自慢は黒潮にもまれて育ったキンメダイ。そんな島のもう1つの自慢が山から染み出した湧き水。島には湧き水があちこちに。その水の豊かさ故に大昔、周辺の7つの島の神様が神津島に集まったという「水配り伝説」も残っている。湧き水が作り出した不思議な場所も。外の気温は30℃を超えていたが穴の中は16℃。冷たい水で冷やされた空気が岩の間から吹き出している。前田さんは水の恵みを活かして町を盛り上げようと温泉も掘った。温泉を掘り上げたきっかけは幸運のシンボルとされているタツノオトシゴ。大きな台風の際に井戸まで台風の波が打ち寄せてきた。その時にタツノオトシゴが井戸の周りに流れ着いたという。すると井戸を掘る人が「前田さん、出るかもしれないよ」と言い、本当に出たという。
前田さんと別れて宿へ。島には民宿などが約40軒あり、地元産にこだわった料理を出す所も多い。この日の夕食はキンメダイの煮付けや明日葉のスープなど。野菜のほとんどが自家製。さらにこれから旬のパッションフルーツも。美味しい料理に他のお客さんとの距離も自然と近くなる。島の夜の楽しみはまだ終わらない。焼酎を販売する会社が8年前に作った伊豆諸島で最初のビール醸造所。明日葉やパッションフルーツなど神津島産の食材に海水を使った塩味のビールも。地元の人から海外の観光客まで人気のスポットとなっている。お客さんの中には島の診療所の医師も。


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