ワールドビジネスサテライト （ニュース）
大和証券グループ本社は、旧村上ファンド系の投資会社などが保有するあおぞら銀行の株式を追加で取得すると発表した。発表によると大和証券グループ本社は、村上世彰氏がかかわる投資会社シティインデックスインブレスと村上氏の長女で投資家の野村絢氏が保有するあおぞら銀行の株式を取得する。議決権のおよそ9％にあたり、取得額はおよそ280億円。大和証券グループ本社は、先月、資本業務提携に基づくあおぞら銀行への出資を発表していて、今回の追加取得分とあわせて、議決権の23％のあまりを保有することになる。大和証券グループ本社は、あおぞら銀行との提携で銀行機能を強化し、不動産関連や企業のM＆Aでも協力する考えを示している。一方のあおぞら銀行は、米国の商業用不動産向けの融資などにより業績が悪化していて経営の建て直しが課題となっている。