ビートたけしのTVタックル (ビートたけしのTVタックル)
今季も大谷翔平は日米を熱狂させている。2年連続の50ホームラン・50盗塁に期待が高まる。開幕~4月末までに放ったホームラン数は2023年7本、2024年7本、今年7本と全く同じケース。さらに例年ミスタージューンと呼ばれる大谷は6月に入ると、2023年は15本で月間MVPを受賞。2024年も12本とホームランを量産。今季も6月大爆発に期待が膨らむ。盗塁も昨季よりハイペース。59盗塁をマークした昨季は4月を終えて5個だったが、今季は9個と前年を大きく上回っている。今季の打撃データに驚きの数字が並んでいる。平均打球速度や速いスイングで芯を捉えているのかの指標ブラスト率は全メジャー選手トップ。ヒットや長打になりやすい打球の指標となるバレル率もトップクラスの数字をキープしている。今季の大きな変化がバット。去年使用していたバットの長さは86.4cm。今年は去年より1.2cm長いバットと2.5cm長い2種類の長尺バットを使用。スポーツニッポン・柳原記者によると、バットを長くすることで遠心力を使える分、芯で捉えた時は打球速度が速くなり、より遠くに飛ばせることにもつながるという。今、日米の野球界で話題の魚雷バット。一般的なバットより先端が細く中央が太い形状で魚雷のような形をしていることから名付けられた新開発のバット。最大の特徴は芯の位置を従来のバットより数cm手元に近づけていること。魚雷バットが注目されたのが3月29日のヤンキース対ブルワーズ戦。ヤンキースが7選手で9ホームラン。そのうち5人が魚雷バットを使っていたという。大谷は魚雷バットに「最初から可能性を排除することはないと思うが、今のところは継続して今のバットを使う」と明かしていた。大谷といえば気になるのが二刀流復活の時期。現在は速球系を中心にリハビリ。打者練習で151km/hを計測するなど調整は順調に進んでいる。