Nスタ (ニュース)
雲に覆われスッキリしない天気となった東京都心。最近の天気について街の人に聞いた。暑さが長引く今年、鹿児島市では11月1日以降、きのうまでに夏日を8回観測。これは統計開始以来11月として最多。
異例の暑さは食卓にも影響を及ぼしている。いま高くなっているのがキャベツ。スーパーイズミ 業平店ではきょう1玉378円で販売。これでもギリギリの価格だという。キャベツ高騰の悩みは飲食店でも。東京・台東区のとんかつ藤芳 本店の「上ロース定食」。主役のとんかつを支えるのがキャベツだが、このお店で購入しているキャベツは例年1玉300〜400円だったものが800〜900円に値上がり。とんかつ藤芳本店・遠藤猛さんは、倍ぐらいの値段になり大変困っていると話す。キャベツの高騰を受け、店ではサニーレタスを混ぜているほか、定食でサービスしていた「キャベツ大盛」を無料から100円に変更。
なぜ今キャベツが高くなっているのか。茨城・古河市の鈴木農園を取材。スーパーなどに並ぶLサイズより大きく成長。大き過ぎてスーパーに出荷できないという。さらに、暑さや雨などの影響で成長しすぎてキャベツの葉が破裂。この農園では全体の2割ほどが出荷できず、1日最大約10万円の損失だという。食卓にも影響が出ている異例の天気。来週は強い寒気により気温が急降下し、東京はクリスマス並みの寒さが予想されている。