情報7daysニュースキャスター (特集)
SNSで投稿されたからあげ1個のみの主菜となっている福岡市の小学校の子どもたちを取材すると「全然足りない」、大人からも「見た目がさびしい」などといった声が聞かれた。物価高の影響なのか、献立を最終的に決める市の教育委員会の野原健給食運営部長に話を聞くと、昔からこの献立にしており、物価高騰の影響ではないと言う。たしかに別の日を見ると博多和牛のすき焼きんどバラエティに飛んだメニューと鳴っている。こういった自治体の間では与えられている予算額や無償化などの事情で格差が存在する。一方、大阪・交野市の山本景市長は米の価格高騰の影響もあると指摘する。また浜松市では去年10月の1ヶ月間の給食のエネルギー量を調査したところ、前年肉rべ1食平均40kcal低下し、国の基準以下と鳴っていることがわかった。
きのう、愛媛県今治市の小学校の給食を取材しようとした所、厨房の中は「保菌検査をしている人でないと入れない」とNGを出された。そこで栄養教諭に撮影をお願いしてどのように給食を作っているのか見せてもらったところ、衛生管理を徹底したルールの中で行われていた。ただでさえこのような大変な現場だったが、物価高騰によりさらに負担がかかっていると言う。今治市では予算の都合で1人あたり1食270円以内に抑える必要があり、節約のために出汁やドレッシングも手づくりにしている。塩分や栄養の調整ができる一方で手間が作業工程が増えていると言う。学校の給食事情に詳しい跡見学園女子大学の雁咲子教授は「今の給食費の値段から2割ぐらい値上げしないと子供が楽しみなデザートや揚げ物を出せないのではないk。国が給食を無償化するのが格差解消の1つの方法」と指摘した。