子どもの”水難事故”傾向・対策を専門家に聞く/子どもの”水難事故”「河川」の注意点は?/子どもの”水難事故”「海」の注意点は?/子どもの”水難事故” 備え・対策のポイントは?

2025年7月24日放送 18:35 - 18:44 NHK総合
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去年全国で発生した水の事故の件数は1535件で、過去10年で最多となっている。中学生以下の子どもが亡くなる水難事故の半数近くが河川というデータがある。川の「淵」は流れは比較的緩やかだが非常に深くなっている。はまってしまうと浮力を確保出来ずに呼吸が出来ないなどの危険がある。一方「瀬」は浅く立っても渡れるが流れが非常に速くなっており足をとられ、膝下で遊んでいたとしても一気に流されてそのまま「淵」にはまってしまって溺れるケースもある。川のグラデーションには注意が必要。惹き込まれるように入っていくとグラデーションのところで深くなって一気に足を取られて溺れるケースがある。次に海で注意すべきは高波と離岸流。30cmくらいの低い波でも100回に1回は1.5倍、1000回に1回は2倍など高い波が必ず来る。波打ち際だったら危なくないと子どもだけで遊ばせると一気に高波に飲まれて沖に流される危険がある。数か所岸から沖合に水が逃れる流れが離岸流と呼ばれるもので、幅は狭いが水流は速く1秒間に2mなどで五輪選手でも抜け出せないとされる。要救助者のレスキュー数は14時台が最も多くなっており、原因としては昼食後の気の緩み、午後は海風が強く波も高くなるなどの複合的な理由があるとされる。天気確認は風の強さや方向、海は特に波の高さなども確認する。また持ち物としてライフジャケット、マリンシューズなどが必要。スローロープは、中に20m程のロープが入っており引っ張って救助することができる。重要なこととしてママパパポジションがある。必ず大人が子どもと一緒に水に入り、川の場合は子どもよりも下流に、海の場合は子どもより沖合にいることで、子どもが流された場合にすぐキャッチできるポジションにいることが大事。


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離岸流日本水難救済会

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