ひるおび (ニュース)
きのう午後10時23分、尹錫悦大統領が緊急談話で44年ぶりとなる「非常戒厳」を宣言。「戒厳司令部」を発足し、司令官に陸軍参謀総長が任命された。辺真一は尹錫悦大統領は検事出身で常に自分が正義だと思っている。自分に逆らうものは取り締まりの対象になると話した。非常戒厳が宣言された直後、韓国国会の入り口を塞ぐ3台の大型バス。きのう夜、尹錫悦大統領が非常戒厳を宣言した直後、国会議事堂周辺は物々しい雰囲気に包まれた。その後、きょう午前0時半ごろには集まった市民と警察がもみ合い。本館入り口では職員らがソファやテーブルでバリケードを作り、戒厳軍の突入に備えていた。空には軍のものとみられるヘリコプターの姿もあった。きょう午前1時1分、国会で「非常戒厳解除要求決議案」が可決。出席した議員190人全員が賛成したという。午前4時30分、尹錫悦大統領は「閣議を通じて解除する」とコメント。オバマ政権で東アジア担当の高官を務めたダニー・ラッセル氏は「韓国は国家として危機を回避したが、尹錫悦大統領は自らの足を撃ってしまったかもしれない」とコメント。尹錫悦大統領の支持率は19%。その要因として挙げられるのが妻・金建希夫人のスキャンダル。自動車会社の株価操作に関与した疑惑、知人から高額なブランドバッグを受け取った疑惑、国会議員補選で与党候補の公認決定に介入した疑惑など。尹錫悦大統領は「私の周囲のことで国民に心配をおかけしました。おわびします。」と国民に謝罪している。辺真一は不支持の一番の理由が夫人の問題。夫人が足を引っ張っている。尹錫悦大統領の弾劾訴追案がきょうか明日に提出されるのではなどと話した。きょう与党「国民の力」が尹錫悦大統領に離党勧告。野党「共に民主党」が尹錫悦大統領に辞任を要求している。辺真一は「野党からの辞任要求を…(1)受け入れて『自ら辞任』、(2)拒否して『弾劾訴追』」。弾劾訴追になった場合、与党の中から何人造反者が出るかがカギになるとコメント。来年(2025年)は日韓国交正常化60周年。次期大統領選で野党が政権を取れば、対日政策が大きく変わるとみられ、解決に至っていない日韓懸案が表面化し、関係悪化につながる可能性もあるという。辺真一は今回の戒厳令は憲法違反、戒厳令法にも違反していると話した。尹錫悦大統領と石破茂総理が来年1月に会うのは厳しいという。