知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜 (知られざるガリバー)
創業者・水野利八は当初、野球を普及させるために道具の性能を均一にしようと考えていたという。その際に問題になったのがボールの弾み方だった。この時、道具の基準を定めたことで野球の競技性はより高まったと言われている。また、ゴルフでは1933年に国産第一号のゴルフクラブを開発。ゴルフの普及にも取り組んで1965年にはツアー競技大会を開催した。さらに1982年、世界初のカーボン製ゴルフクラブを開発。炭素繊維強化プラスチックを巻き付けることでうねりの少ない矢をミズノは開発した。ミズノは独自にカーボン繊維に薄く均一に樹脂を塗布する技術と、それを編み込む技術を確立した。そして近年、ミズノのカーボン素材は燃料電池車の高圧水素タンクに採用された。