NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
きのう国会に提出された年金制度改革関連法案は、来週20日の衆議院本会議で審議入りすることで与野党が合意している。法案にはパートなどで働く人が厚生年金に加入しやすくなるよう、年収106万円の壁の賃金要件を法律交付から3年以内に撤廃するなどがある。法案の柱の一つとして検討された厚生年金の罪竹金を活用し、基礎年金を底上げする措置は、厚生年金の給付基準が一時的に下がる懸念がでたことから盛り込まれなかった。福岡厚生労働相は、将来の受給者の給付も充実させながら、現在の受給者の年金の増額措置も盛り込んでいる、などと説明した。野党側は、基礎年金の底上げが先送りされると、就職氷河期世代の受け取る年金が少なくなり問題だ、などと批判している。立憲民主党の野田代表は、基礎年金の底上げ措置を盛り込むため法案の修正を求める方針。