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今月の東京都心は上旬は温かい気温が続いたが、約10日前から最低気温が1ケタ台となった。ウェザーニューズが去年の冬にGoogleと行った調査によると、17℃以下になると「乾燥」のワード検索が急上昇することが分かった。ハンドクリームなど保湿ケア商品の検索は14℃以下から急上昇した。保湿ケア用品をどのタイミングで買うか質問したところ、男女ともに半数以上がカサついたり痒みが出た後と答えている。女性43%男性22%は「乾燥が気になり始める前から」と回答している。吉祥寺まなみ皮膚科では例年では9月頃から徐々に増えていくが、今年は11月に入ってから一気に受診する人が増えたという。
風呂に入る際、熱いお湯と長湯は乾燥対策としてはNGである。熱いお湯に長時間浸かると皮膚から水蒸気が飛びやすくなり、徐々に乾燥しやすくなる。長湯をすると血流はよくなるが痒みが出て、肌にとってよくない。適温は約41℃である。風呂上がりは赤ちゃんと同じくらい水分たっぷりの肌になるが20分経つと水分が抜けてカサカサになるため、5分以内に保湿を塗るといい。風呂上がりにタオルでゴシゴシ拭くのはNGで、ゴシゴシ拭く際の摩擦が肌のバリアを壊して乾燥につながる。タオルは肌に当てたり体を巻くのが適切である。保湿のリップもゴシゴシ塗りは皮膚を痛めるためNGで、表面に当て表面温度で溶かすように塗るといい。乾燥のピークは太平洋側では1~2月頃となる。