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開幕まで4か月を切っ たミラノ・コルエティナ五輪。日本勢が表彰台を独占する可能性があるのがスノーボード、男子ハーフパイプ。昨季のW杯の種目別順位では日本勢がトップ3に並んだ。先月戸塚選手のすがたがあったのは埼玉県の練習施設。シーズンに向けて雪のある南半球で過ごす選手もいる中、基礎を鍛え直そうとしていた。戸塚選手の特徴は、どのエアも高い成功率で決められること。失敗が少ない滑りを身につけるきっかけとなったのが、11位に終わった前回の北京大会。メダル候補と期待されていた戸塚選手、決勝で繰り出した難易度が最も高いと言われる“スイッチバック”、しかし着地が乱れてしまった。メダル獲得を目指し技の種類を増やしたことで、一つ一つの完成度を高めることができなかった。完成度を高めるために、練習中戸塚選手は映像で繰り返し自分の滑りを確認する。理想とする動きに限りなく近づけようとしている。この日、施設の営業が終わるまで5時間近く飛び続けた戸塚選手。3度目の舞台で悲願の金メダルに挑む。