めざましテレビ NEWS
加速する円安。帝国データバンクによると、7月は食品367品目が値上げ。山崎製パンは「ホワイトデニッシュショコラ」などパン製品12品目を平均7.2%、ネスレ日本はコンソメなどの調味料4品目を約21〜26%値上げする。原材料の高騰や製造コストの上昇などに加え加速する円安も値上げの要因。円相場を巡ってはおととい一時1ドル=160円台後半まで下落し37年半ぶりの円安水準となった。100円ショップ越後屋(川崎市)では取り扱う商品の約半数が輸入品のため円安で仕入れ値が高騰し、原価100円を上回る商品については仕入れを断念せざるを得ないという。値上げ回避のため商品の容量を減らすメーカーもあるという。
うどん宗(川崎市)では輸入エビの仕入れ値が円安の影響で約1.5倍に高騰し、現在の価格では利益が出ないため「えび天」「ミニ天丼」を今月いっぱいで販売終了するという。みずほリサーチ&テクノロジーズ・酒井才介主席エコノミストは円安について「今年の9月に転換点を迎えるのでは。2025年の3月くらいの時点で140円半ばまで円高が進むのでは」と推察。