政治とカネで逆風の自民 大物候補も次々落選

2024年10月28日放送 16:54 - 17:01 TBS
Nスタ (ニュース)

裏金問題は衆院選最大の争点となり、当落は明暗を分けた。安倍元総理の靴を履いて選挙戦に挑んだ世耕弘成氏は自民党を離党、無所属で出馬し見事勝利した。一夜明けたきょう、自身の記事がのった新聞を見て、満面の笑みを見せた。選挙と裏金問題について問われると世耕氏は「失敗を率直に認め、謝罪している姿は認めてもらえたのだろうと思っている」とコメント。裏金問題で自民党から非公認となった萩生田光一氏も厳しい選挙となった。開票結果を見守る会場では、途中経過に一喜一憂。当確が出ると盛り上がりをみせた。会見で萩生田氏は「残念ながら今途中経過だが、多くの同志が議席を失っている。もともとの原因は、我々が作ったこともあるので、同志の皆さんの想いも背負って頑張らなければならない。その責任を痛切に感じている」とのべ、万歳に笑顔は見せなかった。今回、裏金問題にかかわった46人の候補者のうち、28人が落選。世論の逆風を受け、厳しい戦いを強いられた。そのうちの一人、下村博文氏は自民の公認を得られず無所属で出馬。9期連続当選を果たして来たベテラン議員だが、信頼を取り戻すべく、朝から駅前で訴え、自らビラ配りをしていた。さらにゴミ拾いまで行っていた。選挙中、裏金問題に問われると「謙虚に受け止め、丁寧に説明していきたい」とした。しかし逆風には耐えられなかった。会見では選挙終盤、突如浮上した2000万円問題について問われ、「私自身の政党支部は4月に解散をしていたので、そもそも2000万円の入金があったわけではない。いわゆる裏金議員ということで、私も同じように受け取ったと見られ、ものすごくマイナスになったと思う」と述べ、不満を漏らした。一夜が明け、選挙事務所を訪れてみると既にポスターは外され、片付けが進められていた。
参院から鞍替えした丸川珠代元五輪担当大臣は選挙中、涙ながらに訴え、「お助けください」と求め続けた。背水の陣で挑んだ選挙戦となった。最終日には石破総理が応援に駆け付けたが、結果は落選となった。有権者からは「立場をすがったような訴えをすること自体がナンセンス」という声が聞かれた。支援者の男性は「裏金問題は厳しかった」との見解を示した。宮沢博行氏は今年4月、女性問題が発覚し議員を辞職。地元では夫婦で頭を下げていた。裏金問題では有権者から厳しい言葉が寄せられていた。今回の選挙戦では落選となった。


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