テレメンタリー2024 (消えない波紋)
石破総理は衆院選投開票日の会見で、「今回は政治とカネということで非常に厳しいご審判をいただいた。どこかにゆるみ・おごりがあったことは私自身反省をしている」と述べた。衆院選で自民党は、過半数割れとなった。広島市議会の三宅議員は34歳で市議に初当選し、自民党の地方議員として活動を続けてきた。三宅議員に、選挙での被買収の疑惑が浮上した。河井克行元法務大臣と妻は、2019年の参院選で地方議員らに約2900万円を配り買収していて、三宅議員も50万円を受け取っていた。三宅議員は現金を受け取ったことは認めたものの、被買収を否定して裁判を行った。2017年に、河井衆議院議員が政治資金パーティーを行った。政治倫理審査会で当時の岸田総理が、自民党の裏金事件について謝罪した。6月に政治資金規正法が改正されたが、岸田総理は退陣に追い込まれた。広島県内の全地方議員にアンケートを取り、231人が回答した。
9月、三宅議員が被買収の罪で1審・2審とも有罪となった。三宅議員が、広島市議会で最後の一般質問を行った。議員を辞職することになった三宅議員が記者会見で、「これは私が背負った業なので悔しいけど納得するしかない」と語った。衆院選から1週間後、三宅元議員は、事務所を閉めた。三宅元議員が、政治とカネの問題はなくならないと語った。