モーサテ (ニュース)
日銀・植田総裁は一時的な要因をのぞいた貴重的な物価上昇率が目標の2%に届いていないとして、利上げのタイミングではないとしたが、貴重的な物価上昇率は今後目標に近づくとして、「見通し期間の後半には物価安定目標と整合的な水準で推移すると考えられる」と利上げに含みをもたせた。一方、コメなどの食料品の価格上昇を受け、2025年度の物価上昇率の見通しを前年度比2.2%から2.7%に引き上げた。トランプ関税に日米合意について、植田総裁は「大きな前進」と評価したが、経済や物価への影響を見極めたい考えを示した。