サン!シャイン サン!シャイン的未読ニュース
新ローマ教皇を決める選挙「コンクラーベ」とは。松本佐保教授の解説とともに紹介。コンクラーベ(Conclave)とは「鍵とともに」の意味。13世紀に教皇が3年間選出されないという緊急事態があり、早く決めるようにと宮殿に鍵をかけ枢機卿らを閉じ込めたのが由来だという。世界各地の80歳未満の枢機卿(投票者であり候補者でもある)で秘密投票を行い、期間中は外部との接触、電子機器の持ち込みは禁止。投票総数の3分の2を超える表が出るまで継続され、投票の際に自分が書いたことを隠すため筆跡を変えるという。行われる場所はシスティーナ礼拝堂。決まった際には煙突からの白い煙とサンピエトロ大聖堂の鐘を鳴らすことで広場にいる人たちへ知らせる。票が割れると行き詰まるため、食事中などに交渉など根回しが行われる場合もあるという。過去に遺産相続の争いでさまざまな問題を引き起こしたことがあるため、候補者にはスキャンダル調査も行われる。日本からは2人の枢機卿が参加。複数の日本人が同時にコンクラーベに参加するのは史上初。番組はこの2人に一問一答を依頼。「コンクラーベの連絡は誰から?」「コンクラーベ期間の費用はどこから?」などの質問に「首席枢機卿からメールで通知」「旅費や食費は自己負担」といった回答が寄せられた。