Jリーグと私 あの試合を忘れない (Jリーグと私 あの試合を忘れない)
アルビレックス新潟の数ある応援歌でも最も盛り上がるのが『アイシテル ニイガタ』。この歌は森田淳さんが立ち上げた応援団で作られ、20年以上歌い継がれている。森田さんは「新潟の応援を変えたい」という思いで2000年に応援団を結成。新潟はスポーツ不毛の地と言われていて応援文化がなかった。あえて応援団のメンバー募集を行わず、当日来た観客を誘って応援を始めた。その輪はチームの勢いと共に大きくなっていった。森田さんが今も忘れられないのは2003年のJ2最終節。引き分け以上でJ1初昇格が決まる運命の一戦で『アイシテル ニイガタ』が響いた。大声援に後押しを受けて新潟は先制。上野優作選手のアンダーシャツには「アイシテル ニイガタ」と書かれていた。新潟は勝利しJ1初昇格を決めた。それから22年、森田さんは今もスタジアムで応援を続けている。