ストレイトニュース (ニュース)
経営改善に取り組む日産自動車は、今月末に内田誠社長が退任し、後任にはイヴァンエスピノーサ氏が就任すると発表した。内田社長は、日産が苦境にある中で退任することについて「じくじたる思いだ」としながらも、「会社を成長軌道に戻すために新しい経営体制に移行し、1日も早い再スタートを切ることが最善と判断した」と話した。また今後の他社との連携について、「多角的な視点から新たなパートナーシップの機会を模索していて、さまざまな選択肢の検討が始まっている」と明かした。一方、新たに社長に就任するエスピノーサ氏は現在46歳。メキシコなどで商品企画を担当していて、日産に「安定性と成長を取り戻したい」と今後の意気込みを語った。日産の元幹部はエスピノーサ氏について「有望な若手で、日産には数少ない国の内外に通用する将来のリーダー」と評価している。エスピノーサ氏は「日産はアメリカでのラインナップの強化を考えていて、近々、新しい発表がある」と述べた。