大下容子ワイド!スクランブル (トップニュース)
東京・目黒区の米店ではおとといから新米の販売を始めた。入荷した新米は佐賀県産の「こしひかり」で価格は5kgあたり6750円と去年より5割高い。スズノブ・西島豊造代表取締役は「高すぎるという現状はある。だけど、この値段にしないと産地が守れないという現状も今はある」と懸念を示した。異例の高値になっている要因の一つがJAがが農家に支払う“前払い金”にあたる概算金だという。去年、十分な米が集まらなかったことから、今年は60kgあたりの概算金が約1万円ほど値上がりしている。一方、販売店の悩みが備蓄米。岩手・盛岡市の米店では5月末に申請した備蓄米が先月25日に届いた。佐々木米穀店・佐々木尚人専務は「計画では7tくらいは売れているはず。まだ1t弱くらい」と話した。出庫作業や精米などが追いつかず、配送が遅れたことから販売期限の延長を求める声が相次ぎ、農林水産省は8月末の期限を延長することを先ほど発表した。販売期限は延長されたが、佐々木専務は「正直ちょっと厳しい。ブレンドしてもいいとか、業務用に販売していいのであれば販売量が増える気がする」と話した。“令和のコメ騒動”の影響が未だ続く中、今後新米の価格はどうなるのか。
