日本のカレー史を大調査!

2024年6月23日放送 9:55 - 10:04 日本テレビ
シューイチ 今昔NEWSイッチ

カレー大學学長・カレー総合研究所代表・井上岳久に話を聞く。日本のカレーの歴史に大きな影響を与えた6つのカレーを紹介。まずは明治5年誕生「日本最古のカレー」。世界初のカレー粉「C&Bカレーパウダー」の輸入に伴い日本でカレーが作られるようになった。明治5年に刊行されたレシピ本「西洋料理指南」を元に日本最古のカレーを再現。明治38年には日本初の国産カレー粉「蜂カレー」が発売されたことで普及は進み、明治・大正にかけて洋食店でもカレーが多く見られるようになった。
続いて、大正13年創業、今年100周年を迎えた「スマトラカレー共栄堂」。共栄堂は大正13年(1924年)に東京・神保町に洋食店として、昭和50年ごろからカレー専門店として営業を開始。その頃、神保町では昭和48年(1973年)創業「欧風カレーボンディ」、昭和63年(1988年)創業「カリーライス専門店エチオピア」などカレーを提供するお店が続々オープン。現在は400以上を超えるお店がカレーを提供。神田神保町エリアはカレー激戦区と呼ばれるように。2011年からは「神田カレーグランプリ」を開催。去年は「cafe&dining jimbochoのポークスペアリブの薬膳カレー」がグランプリに輝いた。
続いて、昭和2年誕生の「新宿中村屋の純印度式カリー」。ルーツとなったのはインド独立運動家・ラス・ビハリ・ボース。イギリス政府から追われていたボースはパン・和菓子の製造・販売を行っていた中村屋創業者・相馬愛蔵、黒光夫妻に匿ってもらっていた。それが縁で娘・俊子と結婚。後に、中村屋喫茶部を開設した際、「日本で祖国の味を食べてもらいたい」とインドのカレーをメニューに加えたという。昭和27年(1952年)高度経済成長期には、固形のカレールウが発売。お菓子メーカーだったベル食品工業が「ベルカレールウ」を発売すると、グリコ「ワンタッチカレールー」、ハウス「印度カレー」など他の食品会社も続々とカレールーを発売。カレー普及の要因は、食品メーカーの多種多様な宣伝。昭和20年(1945年)発売「オリエンタル即席カレー」はトラックを改装し宣伝カーやCMソングを流しながら風船を割ってPR。
日本のカレーの歴史に大きな影響を与えた6つのカレーを紹介。昭和38年(1963年)発売、ハウス食品「バーモントカレー」。一躍有名にしたのは昭和49年放送のCMで大ヒット。カレールウ売り上げは半世紀以上1位を獲得し現在まで831億皿以上食べられている。続いて、昭和43年(1968年)発売、大塚食品「ボンカレー」。軍の携帯食からヒントを得てお湯で温めるだけで食べられるレトルトカレーとして発売。発売から5年で1億食を達成。現在までの累計販売数は30億食以上。昭和45年(1970年)学校給食にご飯が導入され、献立にカレーが出るようになった。続いて、昭和53年(1978年)創業、「カレーハウスCoCo壱番屋」。1号店は西枇杷島店(現在の愛知県清須市)。店名は創業者のダジャレから決まった。


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