プラチナファミリー 小泉孝太郎&高嶋ちさ子 華麗なる一家をのぞき見
世界で愛される日本酒獺祭を作る旭酒造の創業家の自宅をのぞき見。書籍コレクションは約1000冊。約7割がビジネス書でご家族の写真も並んでいた。最も影響を受けたのは司馬遼太郎の坂の上の雲。”獺祭”は詩や文を作る時に多くの参考資料等を広げること。周りの反対を押し切り獺祭と命名した。
ビルの下の階は酒蔵。世界中から一流のシェフが視察に訪れる。10階にある洗米室は室温は5℃、蒸し上げたお米は6階へ。手作業で米をバラけさせ、麹菌を撒きお米をお酒のもとに変える。3日間寝かせることで麹が完成。約300個のタンクで発酵させる。タンクを小分けにし味を細かく管理する。杜氏は酒造りの味を管理する最高責任者だが旭酒造には杜氏がいない。酒造りのデータを可視化し共有、米の水分・発酵温度・アルコール濃度などをデータ化している。
1984年ごろは空前の焼酎ブームで、日本酒業界全体が落ち込んでいた。酒造りの要の杜氏がいなくなり、わずか5人の社員で酒造りを開始した。