首都圏ニュース845 (ニュース)
ことしのノーベル平和賞に選ばれた日本被団協は、来月ノルウェーで行われる授賞式に被爆者など31人が出席し、長崎で被爆した92歳の田中熙巳代表委員が受賞の演説を行うことを発表した。ことしのノーベル平和賞は、被爆者の立場から核兵器の廃絶を訴えてきた日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が選ばれ、来月10日にノルウェーの首都・オスロで授賞式が行われる。日本被団協はきょう授賞式に田中熙巳代表委員、田中重光代表委員、箕牧智之代表委員など全国に住む被爆者や被爆者の子どもの被爆2世など、計31人が出席すると発表した。授賞式では3人の代表委員が登壇し、このうち埼玉・新座市に住む田中熙巳代表委員が受賞の演説を行う。出席者は来月8日に日本を出発し、12日まで現地に滞在してノーベル賞の公式行事に出席したり、地元の学生に向けて被爆の証言を行ったりする予定。