モーサテ プロの眼
柳川さんに話を聞く。「減税をされれば家計が楽になり消費を増やす人たちも出てくると思うが、マクロ経済全体で需要を増やし経済を活性化させていくというふうに期待している人はいないのではないかと思う」などと話した。きょうのテーマの強い財政は、体力のある財政構造を作っていくこととし、日本経済が抱える長期的構造問題として、少子高齢化・安全保障・大規模災害の3つをあげ、社会保障費の拡大・防衛費が増額傾向・非常時に柔軟な支出が必要などと説明し、「長期金利が上がっている現状を考えると強い経済・財政を作ることが大事なこと」などと話した。全体を拡大していくためには経済活性化が必要で、それには潜在成長率を引き上げることが必要とし「働参加率や研究開発投資を増やすこと、省力可投資などをやっていくことを通じ潜在成長率を高めその結果として強い財政を作っていく道筋が必要」などと話した。また骨太方針2025年のポイントを、物価上昇を上回る賃上げや投資立国・投資運用立国の実現・中小企業への省力化投資などが書かれてあり、細かく読むと方向性が見えてくるとのこと。また、「成長戦略と言ってきたものがどれだけの成果が出ているのかを判断していく必要がある。政府も結果を判断しながら政策を決めていくという方針を打ち出している」などと話した。骨太方針の読み解き方について「去年と比べ今年がどんな風に文書が変わっているか、文書の違いを読み取っていただくと政策が変わってきているのかわかる」などと話した。