ワールドビジネスサテライト (ニュース)
日立製作所はソニーと同じく時代に応じて事業を組み替えていき、現在では売上・従業員の6割以上が海外となった。世界から400人の幹部を集めて行われた社内イベントも参加者の4割が海外出身だった。徳永俊昭社長は「One Hitachiになるための第一歩を踏み出す」と言及し、新たな経営計画として業界を横断させて相乗効果を生み出すためソーシャル・イノベーション・ビジネス部門に5000億円を投資するとしている。この事業のトップである谷口潤専務は人工知能の拡大により成長が著しいデータセンターや、電動モビリティ・ヘルスケア・スマートシティー事業を中心にしていくという。データセンターの整備は送配電設備・データ保存機器・空調を日立が一体で提案できる強みを活かし、電動モビリティは海外で手掛ける急速充電システムを手がかりに拡大を目指していくとしている。