日銀 今後の利上げに必要な条件

2025年1月22日放送 6:23 - 6:32 テレビ東京
モーサテ プロの眼

ソシエテ・ジェネラル証券・剱崎仁の解説。明日から日銀の金融政策決定会合が開かれる。剱崎さんは「植田日銀総裁は昨年の12月の会合後の記者会見で利上げを見送った理由について、一つ目は今年の春闘に向けたモメンタムの情報をもう少し必要としている、もう一つはやはりトランプ政権の政策の不確実性というこの2点を指摘。私の印象では春闘の方を強調したような会見であったという印象。春闘を強調することで比較的早期に利上げができる余地を残した。中小企業の昇給について昨年調査より高くなっている。中小企業における平均引き上げ率は2.9%となっていて昨年度を上回っている。1月の日銀の支店長会議で2025年の賃金設定について幅広い企業に賃金引き上げが浸透しているとの表現。一段強いモメンタムを日銀も確認したということ。我々も今週の会合で政策金利を0.5%に引き上げるだろうと予想している。次0.75%までの利上げをするために必要なものは賃金の一般サービス価格への転嫁度合いの強まりが重要になる。1%を目指していくことに必要なのは中長期の期待インフレ率が2%に達すること。この値が来年にかけて2%に達していくということが見られるのであれば来年に政策金利が1%に引き上げられる可能性もある。最終的には1%以上になる可能性も残っていると思っている。そこに引き上げるためには別の条件が必要。生産性の向上、潜在成長率の上昇。企業のリスクテイク姿勢が強まることも重要。段階的に幅としてはステップを踏んでいるということかなと思う」などと述べた。


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日本銀行金融政策決定会合春季闘争植田和男

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