ワールドビジネスサテライト (ニュース)
日銀はきょうの金融政策決定会合で政策金利を現在の0.5%程度で維持することを決めた。午後3時半に始まった植田総裁の記者会見では冒頭からアメリカの関税政策の影響を強調した。日銀が公表した展望リポートでは関税が相当程度経済を下押しするとみ2025年度の実質GDP成長率の予測を従来の1.1から引き下げ0.5%、物価上昇率についても2025年度は目標とする2%を超える水準を見込んだが2026年度は1.7%に下方修正した。日銀が進めてきた利上げへの影響について物価上昇ペースが想定通りを表現してきたが見通しを変えたばかりで今後のデータを見てみないと分からないなどと手探り状態が続くと指摘、中長期的には経済・物価も上向くとして利上げを方針は変わらないと強調した。