ありえへん∞世界 (言われてみれば調べてなかった!意表を突く大調査)
今見かけなくなった食べ物として昭和世代が挙げたのはチューリップ。骨付きの鶏のから揚げで、骨が茎、肉の部分が花に見えることから名付けられ、精肉店やスーパーで売られたり家庭で作ったりと身近な料理だった。なぜ最近見かけなくなったのか。元々1960年代に精肉店の惣菜メニューとして誕生したもので、売れ残った手羽元・手羽先をなんとか売ろうという工夫の中で加工して売ったのが始まり。日本唐揚協会専務理事 八木宏一郎さんは、作り方にかなり手間がかかるので、その加工をするくらいなら骨のない外国産の肉を売った方が手間もかからず価格も安く食べやすいと話した。チューリップは1970~80年代をピークに安価な外国産もも肉に居場所を奪われたという。さいたま市の神田精肉店では現在もチューリップを出している。