知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!? 認知症 克服のカギ
認知症は脳の働きが低下し日常生活に支障をきたす状態の事。アルツハイマー病や血管性認知症などがある。最も多いアルツハイマー病は脳の中にアミロイドβやタウといった老廃物が貯まっていくその結果脳が萎縮することで発症する。血管性認知症は脳の血管が詰まったり破れることで発症する。肺炎球菌のワクチンを接種した人と接種していない人を3年半追跡したところ、接種した人では認知症の発症が23%少なかった。帯状疱疹のワクチン接種で7年後までの発症リスクが20%低下するという。なぜ感染症に認知症になる確率が上がるのか。ウイルスや最近が脳に直接感染すると、脳や血管がダメージを受け脳炎となり認知症のリスクが高まる。免疫反応が脳の炎症をひきお起こし認知症のリスクになるという。インフルエンザ・単純ヘルペスウイルスなどが認知症に影響しやすいと考えられている。適切な治療薬やワクチン接種が大切だという。アルツハイマー病の原因物質といわれるアミロイドβが感染症から守っていることが分かってきた。アミロイドβが戦ってきた残骸が脳に貯まってしまうと考えられる。