ノンストップ! ノンストップ!サミット
今週閉幕した大阪・関西万博の会場内で行われたイベント「U-18 AIチャンピオンシップ」。高校生以下の子どもたちが自分で考えたAIのアイデアを競う全国大会。今回東日本代表となったのは群馬県立高崎高等学校の竹渕さんと森戸さん。所属する物理部の活動の一環としてAIの制作を行っているということで実際に取材。開発したのは誰かを応援したい人を応援するアプリ「リスナビ」。どんな言葉を使っているか会話をリアルタイムで分析。さらに、応援する側とされる側の話している時間の割合もチェック。これらをAIが分析・採点しより良い応援の仕方を指南。相手にとっていい相談相手になれているかもわかるという。このシステムは彼らの学校で行われたワークショップで学んだ内容を応用し、講師の許可を得て自分たちで作り上げた自信作。このリスナビで優勝を狙う。
そして、大会当日、会場ではAIを使って認知症を早期発見するアイデアや小学生が考案した「AIは友達」という絵本を作るアイデアなど。予選を勝ち抜いてきた選りすぐりのアイデアが発表された。リスナビもプレゼンの仕上がりは上々。大会の結果発表。グランプリに輝いたのは名古屋国際高等学校の中村奏太さんの「AIによる技術開發AIモーション・リカバリーシステム」。高崎高等学校の2人が開發したリスナビは惜しくも準優勝という結果に。
閉幕した万博会場で行われたAI大会についてトーク。鈴木あきえさんは「若い世代の方がAIとの距離が近い。頭も柔軟なので彼らが社会に出たときにどうなっていくのか怖いようで楽しみでもある」、竹山さんは「学者の人と話したが、これからの学問はAIに何を問うか。問う力をつけないといけないと。まさにいまそういう時代になっている」、三木さんは「入社試験の論文でもこれはAIだなっていうのが来る。見事なものを書いてくる。それを崩していくには面接しかない」などコメント。