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沖縄で終戦を知らないままガジュマルの木の上で2年間暮らし続けた日本兵2人の実話を描いた映画「木の上の軍隊」で堤真一さん演じる兵士のモデル 山口静雄さんは宮崎県出身で、次男の山口輝人さんは「二度と戦争が起こらない平和な日本であることを祈っている」など話した。静雄さんは1944年に臨時召集によって伊江島に向かい、1945年4月の地上戦の後に生き残った沖縄出身の兵士 佐次田秀順さんと一緒にガジュマルの木の上に見を隠した。食料は畑の芋を漁ったりし、銃撃の傷に木の枝を刺して治すなど過酷な生活を送った。1947年3月に伊江島の島民から終戦を伝える置き手紙をもらい、木から下りて故郷に帰還した。輝人さんは「父は生前よく人のために行動していた」など話した。