首都圏情報 ネタドリ! めざせ!ノーベル賞 “スーパー高校生”の探究心
都立立川高校では、全学年で毎週2時間探究学習が行われている。生徒が関心のあるテーマを選択し、調査や実験を行う。スーパーサイエンスハイスクールに指定されると、学習指導要領の枠を越えて学校独自の授業編成をできるようになる。立川高校では、探究学習などを増やし理数系教育に力を入れている。ことし全国のスーパーサイエンスハイスクールの研究発表会の中で、幻と言われるほうおう座流星群を観測した都立立川高校の水澤さんたちの研究が高い評価を受けた。観測機は防犯カメラ5台を組み合わせ、空の全方向を撮影できるようにした。映像の中から動くものを自動検出するプログラムも自分たちで開発した。地域の産業に貢献する成果をあげているスーパーサイエンスハイスクールもある。山梨県立日川高校の生徒たちはワインの原料となるぶどうの土壌を分析。生徒と地元のワイン協会が調べたところ、粘りがあり固い土の地域で育ったぶどうを使ったワインは香りが強くフレッシュなものに、サラサラの土の場所のものは苦みとうまみのあるものができる傾向が見えた。生徒たちは年に数回ワイン協会と情報交換をしている。