あさイチ (ドラマ「水平線のうた」)
宮城県・石巻市・渡波地区は震災前に遠藤さんの自宅があった場所で、震災後には自宅跡地に地域の人が集まれる場所を作った。渡波地区では震災で519人が亡くなり、遠藤さん自身も3人の子どもを失った。震災当時は強い揺れの後すぐに子供たちを迎えに行って自宅に連れ帰ったが、親戚の無事を確認するため1人で外出している間に自宅が津波に飲み込まれた。遠藤さんは判断を誤ったことを公開し、自分だけ生き残ってしまった罪悪感も感じたという。震災後は遠藤さんの子どもも教わっていた英語教師のテイラーさんの両親が本や本棚を被災した学校に送る活動を知り、その本棚の作製を依頼されたことで子どもを亡くした親が子どもの生きた証を作っていくという生き方を教えてもらったという。