東日本大震災 語り始めた決意

2024年7月5日放送 13:24 - 13:33 NHK総合
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宮城県気仙沼市の気仙沼市東日本大震災遺構伝承館は津波の被害を受けた高校の校舎を保存し、震災の教訓を伝えている。4月に館長になった及川淳之助館長は震災当時、南三陸消防署に勤めていた。当日非番だったが地震後署に駆けつけた。及川さんは津波で内陸に向かって流されたあと引き波で海へ、約3時間漂流したあと戸倉中学校に流れ着いた。及川さんは一命を取り留めた。消防署などにいた同僚10人は死亡。現在は高台に移転した南三陸消防署。津波で殉職した消防署員の慰霊碑が建っている。亡くなった同僚や家族への配慮から及川さんは自身の体験を公に語ることを控えてきた。消防署を定年退職、気仙沼市で暮らしていた及川さん。去年亡くなった人たちの13回忌を迎え、自身の経験を話さないままでいいのだろうかと気持ちが変わり始めていた。同僚たちへの思いを胸に次の災害のときに1人でも多くの命を守れるよう経験を伝えていく決心をしたのだという。及川さんは「私が経験したことを話すことによって何かを感じ取って自ら考えて災害から自分のみを守ることを考えてもらうのが一番です」などと語った。


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