- 出演者
- 伊達さゆり
オープニング映像。
後継ぎ探しコーディネーターの永山さんは後継ぎなしが逆にチャンスで設備も黒字化もしているなら後を継ぐ人が始めやすいメリットがあると答えた。そこで八幡平でペンションを経営している夫婦と中継をつないだが八幡平温泉郷のペンションは減りつつある。
地域経済にも影響がでるという。安田さんのペンションの自慢はお手製の料理に手作りの木工細工をおいている。ずっと黒字経営だが去年12月に妻に脳の難病が発覚し、手足が動かしにくくなり得意の料理も作るのが難しくなった。そのために客を1日1組に限定し、常連も今後このペンションがどうなるか心配している。安井さんは今悩んでいることに妻の病気は進行する一方だと聞いて今は時間の問題を感じているという。
今家族ではない第三者に跡を継いでもらうチャンスが広がっている。全国各地で行われた後継ぎマッチングイベントがありマッチングを求める店などは気持ちのこもった写真や文字でアピール。瀬川和三さんは地域おこし協力隊として都市部から地方に移住し地域にあわせた課題解決に取り組んでいる。今年5月には大手生命保険会社をやめて東京から移住したばかり。八幡平でのペンション経営に興味をもったというが、小さい頃からその思いはあったという。また安井さんも瀬川さんを好意的にみているという。しかし今現在の悩みは経験。金融業界の営業のみの経験しかなく、初めてのペンション経営には色々と心配事があるという。
NHKでは全国の後継ぎ問題を取材してきたという。その一つは宮城県塩釜市に本社がある回転すし店。60代の社長が後継ぎを探していた。相談した常連は立花陽三さん。楽しそうとの理由であとを継ぐことに。常連はもともと経営者で回転すしなのに回らないカウンター席にするなど自分流の経営に挑戦している。常連客は有力な後継ぎ候補になる。また地方銀行の新たな支援策には山口県では地元の地方銀行のグループ会社が後継ぎ候補を募集しお金の面でサポートしている。地方銀行が間に入ることで取引先とのやり取りもスムーズになるという。
宮崎県高原町にある畑の先にあったの倉庫のような施設。そこでは女性たちが食事を楽しんでいたがカフェのお客さんは高原町以外の人たちも。宮崎県出身のオーナーの関島さんは後継ぎに興味をもったのは千葉で暮らしていた3年前。雑誌でたまたまみた地元のパン屋の後継ぎ募集に考えたという。そこで高原町役場に相談すると薦められたのは地域おこし協力隊をいかした後継ぎ支援。町は協力隊になれば住居手当や給与などを支給すると提案し、移住後のお金の心配が軽くなると考えた関島さんは後を継ぐ決断をした。パン作りの経験はなかったが、譲り手がサポートしパンの作り方や小麦粉仕入先を教えてもらった。関島さんはオーブンなどを引き継いでリニューアルしたのはカフェ。しかし過疎化している地域でのパン屋は難しいと考えてカフェにしたという。夫も仕事をやめカフェを一緒に経営。さらに後を継ぎになることで地域課題の解決にも。
高原町の商店街にあるカフェは70年続いた町唯一の本屋をリニューアルした。子どもたちが文具を買いに来る大切な場所でもあったが3年前にオーナーが高齢のために店を閉めることに。そんな時に後継ぎに名乗りを上げたのは高原町で障害者支援施設を経営している石崎友貴さん。三人の子どもの父親でもある石崎さんは地域に子どもたちが遊べる場所が少ないことにどうにかしたいと考えていた。そこでカフェにリニューアルしただけでなく文具コーナーは残し地域の課題を解決するために無料の交流スペースも作った。高原町から中継を繋いだが関島さんは当初不安で本当にできるか心配だったがお客に恵まれてリアクションを直に楽しめるのが良いという。濱砂は今回の後継ぎ成功の秘訣に全部を残そうとしないのが秘訣だと感じたという。
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- 高原町(宮崎)
地域おこし協力隊とは地方に移住して地域の農業や観光業などを元気にするために定住につなげる制度。任期は最長3年。地域おこし協力隊は自治体職員になることが多いが、宮崎県高原町は後継ぎになって仕事をしてもらうことを委託している。全国ではまだ少ないがこのやり方を選んだ理由には直接雇用になると開業や技術の継承の時間を奪ってしまう。委託型のほうがフリーで動ける時間が確保できミッションとし委託方を取り入れたという。
エンディング映像。
NHKスペシャルの番組宣伝。
「メジャーリーガー大谷翔平~2024特別編~」の番組宣伝。
新プロジェクトX~挑戦者たち~の番組宣伝。
Dear にっぽんの番組宣伝。