Nスタ きょうのイチバン
クマによる被害、今日も新た被害が明らかになった。今日の午前の時点でのデータで死者数は顔最多の9人。被害件数も先月末の時点で99人と過去最多ベース。クマを引き寄せるものは?兵庫県立大学の横山真弓教授によると、突出して兵庫県内で多かったのが柿。兵庫県内では庭先に柿の木が多いという特徴もあげられるが、今月7日の宮城・白石市の映像で、クマが民家の柿の木に登っていた。2023年11月には秋田・東成瀬村でもクマの柿の実を食べている様子がわかる。同じく横山真弓教授によると、クマは資源が豊富なものをエサにする習性があるといい、放置果樹園の増加の背景も原因としてあげられるという分析などを紹介した。クマは放置果樹園がある集落を餌場であると認識し、人を見ると襲うこともあるのではないかという。さらには、ゴミ箱をエサがあるのではと探るクマもいるといい、動物園での実験映像を放送。とれんベアというゴミ箱は厚2さミリの鉄製で爪が引っかからない構造になっている。クマの習性を利用したゴミ箱。北海道・栃木で17台設置されている。今年2月に栃木県が3台を購入し、市などにレンタルという形を取っている。中塩原 獣害対策協議会の君島陽一会長は、去年までは月1回ほどゴミが荒らされていたが設置後は一度も荒らされていないという。
