- 出演者
- 高瀬耕造 一柳亜矢子 坂下恵理
去年1月の地震で大きな被害を受けた奥能登地域では県が公表した推計人口は先月1日時点で12%余減少。被災地では人口減少の中での復興のあり方を考える必要があるという声も出ている。茨城・つくばにある国の防災科学技術研究所は復興に何が必要か浮き彫りにしようと来月から輪島市で大規模調査を開始することになった。対象は18歳~79歳の約1万4000人で、調査用紙を郵送することにしている。調査は計58項目あり、生活やなりわいの再建、住まいの確保など1人1人の状況を把握したうえで、住民どうしのつながりや病院や店舗が遠く利用できないケースがないかなども聞き、データの収集・分析を進める。今年度中に調査結果を公表し、国や自治体に情報提供を行う。
七尾市でミュージカル「武士の献立」が上演される。最終の稽古日だったきのうは和泉元彌さんら出演者が料理を作る場面の演技が報道陣に公開された。小道具の食器は地震で住居が被災し保管場所がなくなるなどして持ち主が手放さざるをえなかった輪島塗。包丁侍役・和泉元彌さんは「輪島の漆器が本物なので、いい緊張感と信頼感を器に持ちながら舞台に立っている」と話した。ミュージカルは七尾市の能登演劇堂できょう午後1時と26日午後1時、午後5時からの計3回上演される。
札幌管区気象台によると、道内は上空に強い寒気が流れ込んでいて、札幌市で昨夜遅く初雪が観測された。去年より3日遅く、平年より5日早い。今朝の各地の最低気温は新ひだか町三石で-4.7℃、帯広空港で-4.5℃、上士幌町ぬかびらで-4.3℃などと11月中旬並みの冷え込みとなった。きょう日中の最高気温は札幌、岩見沢、根室で9℃、稚内や北見などで8℃と予想されていて、平年比4~6度ほど低くなる見込み。寒気の影響はあす朝まで続く見込みで、気象台は日本海側北部・オホーツク海側を中心に冷え込みが強まるとして、農作物の管理や体調の管理などに注意するよう呼びかけている。
不漁が続いていたスルメイカは今季は一転して漁獲量が増え、水産庁が設定した小型イカ釣り漁船による全国の漁獲枠の上限を超えたことから、北海道などで休漁措置が取られていて、水産庁は全国の小型イカ釣り漁船の漁業者に今月末までに漁の停止を命じる方針。函館市漁業協同組合は突然の休漁は受け入れられず、漁の再開に向けて国に働きかけるよう要望。渡島総合振興局・堤輔水産課長は「できる対応を関係団体と連携して進めていきたい」と話した。
松山市内の造園業者などが苗の植え替えに適した春と秋に毎年展示販売を行う「松山植木まつり」を開いていて、きょうから松山総合公園で秋の販売会が始まった。600種類を超えるモミジ、柿などの苗木、ビオラ、シクラメンなど3万点以上が出品された。販売価格は量販店やネット通販よりも2割~5割ほど安い。「松山植木まつり」は来月3日まで開かれている。
愛媛県は大阪・関西万博のシンボル、大屋根リングに使われた一部の木材パネルを譲り受けて、来年県内で開かれる全国植樹祭で再利用すると発表した。
長野商業高校の生徒が仕入れから販売まで手掛ける恒例の「長商デパート」がきょうから始まり、多くの買い物客でにぎわっている。校内の売り場には長野市篠ノ井産のコシヒカリの新米や、北海道産のサンマなどが並んだ。長商デパート社長・滝澤玲央奈さんは「すべての売り場に一度立ち寄ってほしい」と語った。
華麗な色彩と繊細な筆使いで知られる江戸時代の絵師、伊藤若冲の絵を京都伝統の西陣織で再現した作品の展示会が長野・茅野市で開かれている。
観光を楽しみながらアルバイトができるという新しい旅のスタイルや、観光地に住み込んで働くリゾートバイトが今、中高年に注目を集めている。大阪在住の50代の女性は単発の旅バイトのため先月、滋賀・長浜市を訪れた。地元のオーナーの依頼を受けて空き家だった古民家の掃除や片付けをしたという。この旅バイトで女性が利用したのは民間のマッチングサービス。一方、都内にあるリゾートバイト専門の派遣会社によるとコロナ禍以降、中高年からの問い合わせが週に300件ほどあるという。60代の女性は長野・茅野市の老舗ホテルでリゾートバイトを始めた。ホテル側が用意した寮の1人部屋で寝泊まりし、寮費や光熱費は無料。食事は社員食堂で格安で食べられる。派遣会社を通しているため厚生年金保険に加入することもでき、女性は老後の蓄えになることにメリットを感じている。
全国一の西洋梨の産出額を誇る山形・天童市で代表的な品種のラ・フランスの出荷式が行われた。農協によるとことしは夏の高温と雨が少なかった影響で小ぶりとなったほか、前年の豊作で木の養分が消費されて着果量が減少したため出荷量は例年より1割ほど少ない約1400トンの見込みだという。一方で夏の日照時間が多かったため糖度は例年より高く、味は良好だという。
自転車で登校する際にヘルメットを着用して命を守ってもらおうと県立山形南高校と警察がPR動画を作成し、きょう完成試写会が開かれた。山形南高校のことし7月の調査では自転車で登校する生徒のヘルメット着用率は約24%にとどまっている。動画を制作した冨樫悠太さんは「ヘルメットをかぶることは命を守るだけでなく、自分の家族や事故に遭った時に悲しい思いをする人を少しでも減らすための道具」と語った。
高知県特産の秋の味覚の1つ、極早生品種の山北みかんを生産者自ら販売する催しがきょうから高知市で開かれている。JA高知県香美地区果樹青年部・水田賢宏部長は「甘みと酸味のバランスを栽培するときに気を付けている」と語った。
高知県産の土佐材の販路拡大につなげようとスギやヒノキなどの木材を一堂に集めた展示即売会がきょう高知市で開かれた。県によると大阪・関西万博の会場のシンボル、大屋根リングに使われた木材のうち約4割は高知県産。高知県木材協会・松岡良昭専務理事は「(展示即売会が)1つの大きな契機になればいい」と語った。
山口・下関市の正円寺でぎんなん拾いが行われた。県の天然記念物に指定されている1000年イチョウ。辺り一面のぎんなんを地域の人たちが毎日交代で拾い、年始におかゆやぜんざいとして参拝客に振舞われる。
アメリカ軍が嘉手納基地近くの沖縄市の繁華街で行ってきた単独パトロールを来月1日の未明に那覇市内でも実施すると県と市に伝えていたことがわかった。那覇市は単独パトロールに一定の理解を示しているものの、市民や観光客が不安を抱かないよう配慮してほしいとアメリカ軍に伝えたとしている。単独パトロールをめぐっては外務省が日米地位協定上は必要な範囲内であれば問題ではないとする一方、地元の自治体からは日本の警察権との競合などに懸念も出ていて、実施地域の拡大が議論を呼ぶことも予想される。
石垣市のおおかわ幼稚園で園児たちが夏に自ら仕込んだ味噌で味噌汁作りに挑戦した。
けが人の搬送など災害時の行動を取り入れた種目に挑戦する「防災運動会」と題した取り組みが宮城・石巻市の桜坂高校で行われた。参加した生徒からは「自分のわかる範囲やできる範囲で助けられたらいいなと思った」など声が聞かれた。
宮城・亘理町の小学校の子どもたちが地元の果樹園を訪れ、りんごの収穫作業を体験した。収穫が終わると子どもたちは採れたてのりんごをみんなで試食して地元の特産品を味わっていた。
人手不足が深刻化する中、JR東海は駅構内の運搬業務を自動化するロボットの実証試験を始めた。きょうは名古屋駅で実証試験が報道陣に公開され、約500本の容器入りの飲み物を運んだ。センサーで障害物や人などを避けて自動走行。進行方向の先を人が横切ると一時停止する。JR名古屋駅では多い時には1日でトラック40台分の商品を20人でのべ160回にわたって運搬しているということで、会社ではこれに代わるロボットの実用化を目指す方針で今後、安全性などの確認を進めるという。
