NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
英国の新政権発足後初めて行われた日本、英国、イタリアの防衛相会談。3カ国で進めている次期戦闘機の開発について、2035年の配備に向けて引き続き取り組んでいくことで一致した。日本時間の昨夜、会談に先立ち握手を交わした木原防衛大臣、英国のヒーリー国防相、イタリアのクロゼット国防相。次期戦闘機の共同開発をめぐる3カ国の防衛相会談は去年12月にも行われたが、政権交代に伴って就任したヒーリー国防相は初めての参加となった。会談で木原大臣は、“法の支配など共通の価値に基づく強固な防衛パートナーシップを深化させるため、次期戦闘機の共同開発という壮大な事業を共に成功に導いていきたい”と述べた。そして会談では、今年中に開発の司令塔となる機関を設置するために準備を進め、2035年の配備に向けて、引き続き取り組んでいくことを確認した。記者団から、英国メディアが“新政権が共同開発を見直す可能性がある”と報じたことを問われた木原防衛大臣は「新政権になったので、その戦略防衛見直しについて行われると承知をしている」と述べた。