サンデーモーニング (ニュース)
1979年に起きた、いわゆる40日抗争。衆院選で自民党が議席を減らすと当時の大平総理に対してその前の総理福田赳夫氏らが退陣を要求。総理指名選挙では大平、福田両氏による決選投票にもつれ込んだ。自民党内を二分した抗争から45年。明日からの特別国会を前にした与野党協議。浮かない面持ちで中央に座るのは、あの浜田幸一の息子、靖一氏。少数与党に追い込まれた今、野党側の要求にも応じざるをえない。野党側は自民党が前の国会で押し切った政治とカネを巡る法律を再改正するため特別国会の会期を十分に取るよう要求。これをそのままのめない自民党は野党側との協議の末、異例の重要ポストを差し出した。自民党が譲歩した予算委員長とは採決によって審議を終わらせることもでき、特に閣僚の不祥事や疑惑なども追及される予算委員会では、その差配が政権の命運さら左右しかねない。今回、野党側がそのポストを握ったことで、与党側の思惑どおりの国会運営はできない。少数与党ゆえの影響は他にも。おととい始まった自民国民民主の政策協議。与党の聖域とされてきた税制協議にも野党を入れざるをえない。焦点となっているのは年収が103万円を超えると所得税が生じる103万円の壁。一方で立憲民主党からは103万円ではなく130万円の壁を指摘。