活用進む外国人人材 「日本語の壁」課題に

2024年3月1日放送 23:17 - 23:23 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト (ニュース)

今日ユニクロを展開するファーストリテイリングが入社式を開いた。繁忙期であるゴールデンウィークまでに経験を積んでもらうため、一部の新入社員は3月に入社する。海外転勤もあるグローバルリーダー候補を中心とした約270人の中にはイヤホンで同時通訳を聞く人もいた。インドとベトナムから18人を採用し外国人人材の採用として過去最多となっている。ファーストリテイリングの去年9月から11月の3ヶ月の決算は海外事情が好調なことを受けて3割近い増益になり、さらなる強化に向けて人材の確保を急いでいる。外国人人材の受け入れで課題となっているのが日本語の習得だ。千葉県匝瑳市にある施設では製造業などで働く技能実習生の日本語研修センター。来日後企業へ配属される前に1ヶ月間日本語や商習慣などについて学ぶ。そこにいた6人のタイ人はJR東日本がアジアの人材育成のために来月から鉄道車両整備職として初めて受け入れる予定の技能実習生。鉄道各社は地方を中心に保守作業員や運転士など人材が不足している背景もある。
こうした中、政府は研修制度である「技能実習」ではなく人手不足解消の「特定技能」を拡大を検討している。その対象はバスなどの運送事業では運転手、整備士の担い手不足が問題となっており、事故時の対応が必要なことから、他の分野よりも高い日本語能力が求められている。人手不足が深刻なタクシー業界ではすでに多くの外国人を採用している企業もある。都内にある日の丸交通では永住権を持つ人など100人を超える外国人のドライバーが働いている。イタリア出身のベリニさんは日本人と結婚し日本で16年生活している。語学学校で英語教師をしていたがコロナで休校が続き2年半前タクシードライバーになった。強みは日本で培った日本語で乗客とやりとりする上で役に立っているという。日の丸交通では外国人の割合は約5%だが最近では月に3から5人のペースで外国人を採用している。東京オリンピックに向けて外国人人材の採用を進めてきた日の丸交通。今ではドライバー不足を補う重要な戦力になっている。


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