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毎年、後を絶たない水難事故。5日前、兵庫・淡路市の海水浴場で5歳の男の子が流され死亡した事故では、男の子が浮き具に乗って遊んでいたところ父親が追いつけないほどのスピードで沖に流されていったという。海水浴で浮き輪などを使う場合、流されるリスクはどれほどあるのか。今回、取材班が海で徹底検証。浮かんでいられる安心感がある一方、流される事故も起きている浮き具。浮き輪などの裏面には背の立つ所、つまり足がつく所で使うよう注意書きがある。そこで専門家立ち会いの下、浮き輪などを使った人が流されるリスクを検証。撮影を行ったのは遠浅で波が穏やかな海岸。安全を確保するダイバーを沖に配置し、固定したブイから浮き輪に乗っているだけでどう流されるのかを見ていく。海岸で風が強くなることが多いという午後の時間帯。陸から海への風が吹いている状況で検証スタート。およそ8分半で30メートル以上流された。さらに、自分が流されていると気付くのが遅れ、事故につながる可能性もある。フロートは浮き輪より速く3分ほどで30メートル以上流された。流されたらパニックにならず呼吸ができる体勢を保つことが大切だという。