首都圏ニュース845 (ニュース)
コメの価格高騰が続く中、十分に出回っていないと指摘されている備蓄米。きょう農林水産省が最新の流通状況を公表した。先月落札されたおよそ21万トンのうち、今月13日までに消費の現場に届いた量は全体の1.9%と低い水準にとどまっている。21万トンの落札された備蓄米のうち、集荷業者が倉庫から引き取った量は13万7879トン。このうち卸売業者まで引き渡されたのは2万73トン。卸売業者から小売業者や外食業者など、消費の現場に届いた量はあわせて4179トン。農林水産省はきょう、先週行われた3回目の入札結果を発表した。ほぼ全量が落札され、落札価格の平均は消費税込みで60kgあたり2万1926円。落札価格の平均は初回・2回目より低下している。政府はことし夏まで毎年備蓄米を放出することにしていて、コメの価格の安定につながるか注目されている。