温暖化の影響でワインに異変 救世主? 新品種ソワノワール

2025年5月29日放送 16:30 - 16:34 NHK総合
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「ソワノワール」のワインは赤い果実のようなフルーティーな味が特徴で口当たりの滑らかさにも驚かされる。ソワノワールはメルロとピノノワールというフランスの代表的な品種を掛け合わせてつくられたもの。そしてこの両方の良さを受け継いでいるのがこの「ソワノワール」と言われている。暑さに強いのはもちろん、ワインの品質が高いと県内のワイン関係者から期待が高まっている。ソワノワールの苗木は販売が去年冬から始まったがこれまでに1600本が県内のワイナリーなどに販売されたという。今はまだ苗木の状態なのでブドウが収穫できるのは早くても2年後と言われている。さらにワインとして商品化されるまでにはブドウができてからさらに数年かかるとソワノワールを植樹したワイナリーの方は話していた。ワイン用のブドウの開発は簡単ではない。まずはブドウが順調にできないといけないし、さらにそのブドウをワインにしたらどのようになるのかを慎重に確認する必要があるので、通常でも20年という長い期間がかかると言われている。ソワノワールも当初は暑さ対策のために開発が始まったというわけではない。ソワノワールの今回の誕生は気候変動で気候の状況がマッチしたという偶然と県の果樹試験場の歴代の担当者が何十年もコツコツと新品種の開発を続けてきた努力の成果だといえる。ワイン造りの現場ではこれまではワインを作る技術やブドウのブレンドの配合を変えることで対応してきたという話もあるが、いまはそのような対応では難しくなっていると話す方もいて、ソワノワールの栽培を決断したというワイナリーもあった。県内ではこうして新しい品種のほかにも栽培の技術で温暖化に対応しようとする研究も行われている、などと伝えた。


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ブドウメルロー山梨県ピノノワール山梨県果樹試験場ソワノワール

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